
婚約の証として男性から女性に贈られる婚約指輪。
せっかくの贈り物ですが、普段の生活ではなかなかつける機会がないという方は意外と多くいらっしゃいます。
ただ、一生に一度の婚約指輪ですから、なんとかして普段使いもできるようにしたいですよね?
そんな時に便利なのが婚約指輪のリフォームです。
そこで今回は婚約指輪のリフォームについて徹底調査をしました。
こちらをご覧いただければ、婚約指輪のリフォームができるのかどうかという疑問からリフォームにかかる費用まで、まとめてお分かりいただけます。
それでは早速リフォームが本当にできるのかどうかから確かめていきましょう。
本当にできるの?婚約指輪のリフォーム
婚約指輪として人気のデザインと言えば「立て爪」です。
立て爪の婚約指輪は存在感があり、結婚式やパーティーなどの華やかな場所にはぴったりの指輪ですが、日常生活ではつけていると様々な支障が伴います。
例えば、家事をしている時に、立て爪が邪魔になったり、着替えをしている時に服が引っかかったりしてしまうことも。
またカジュアルな普段着と合わせるのが難しいと感じる人もいるでしょう。
婚約指輪のデザインとして非常に人気の高い立て爪ですが、決して使い勝手がいいというわけではないんですよね。
特に母や祖母の世代の婚約指輪を受け継いだ場合、立て爪のデザインのものが多いでしょう。
最近では、せっかくある婚約指輪を無駄にせず、現代風にデザインしなおして使う婚約指輪のリフォームが流行っています。
ここではダイヤの立て爪の婚約指輪をリフォームするのに適したデザインを3つご紹介しましょう。
立て爪の婚約指輪をリフォームするのに適したデザインは以下の3つです。
・伏せ込み
・はさみ留め
・ベゼルセッティング
それぞれのリフォームデザインを解説していきましょう。
≪伏せ込み≫
伏せ込みはダイヤの周りをプラチナなどの地金でしっかりと囲み、アームに穴を開けてダイヤを埋め込むリフォームになります。
伏せ込み型の婚約指輪にすれば、高さや出っ張りが低いので、普段の生活でも身につけやすいのでリフォームにおすすめのデザインです。
≪はさみ留め≫
はさみ留めは、地金に溝を入れて、ダイヤの縁の部分を挟み込んで留めるリフォームになります。
宝石の2か所を対角線上になるようにセッティングします。
このリフォームの場合、宝石を挟み込んでいるので、ダイヤモンドの直径とリング幅が同じくらいまで太くしなければなりません。
リング幅が太くても気にしないのであれば大丈夫ですが、細いリング幅の婚約指輪が好きな方にはおすすめのリフォーム方法とはいえないでしょう。
≪ベゼルセッティング≫
ベゼルセッティングは宝石の輝きの邪魔をせずに、宝石の輝きをさらに引き立てるプラチナでしっかりと囲んで留めるリフォーム方法になります。
プラチナなどの地金でダイヤモンドを囲うように台を作って、そこにダイヤモンドを伏せこんでいきます。
爪なしのセッティングですが、高さとボリュームを出すことができるので、華やかな印象の婚約指輪にリフォームしたい人におすすめです。
婚約指輪をネックレスにしても大丈夫?
母親や祖母から受け継いだ婚約指輪がある方、ご主人からもらった婚約指輪をつける機会がなかなかない方…そんな方におすすめなのが婚約指輪のリメイクです。
婚約指輪のリメイクは指輪に作り変えるだけではありません。
指輪からネックレスにリメイクすることもできるのです!
ここでは婚約指輪をネックレスにリメイクするメリットとデメリットについてまとめてみましょう。
婚約指輪のリメイクのメリットは以下の通りです。
・普段から身につけられる
・指輪のようにサイズを気にする必要がない
・新たにネックレスを買う必要がない
それぞれ解説していきます。
≪普段から身につけられる≫
ダイヤの立て爪の婚約指輪は普段使いしにくいデザインです。
そのため、タンスに長い間眠っている…という場合も少なくないでしょう。
しかしネックレスにリフォームすれば、普段から身に着けることができるようになります。
≪指輪のようにサイズを気にする必要がない≫
指輪の場合、自分の指のサイズに合わせなければつけることができます。
婚約指輪を作った当初と、指のサイズが変わってしまう…ということはよくあること。
特に年齢を重ねるごとに体型は変化するものですので、指が細くなったり、太くなったりすることはあるでしょう。
しかしネックレスにリメイクすれば、サイズに関係なくいつでも身につけることができますよ。
≪新たにネックレスを買う必要がない≫
使っていない婚約指輪をリメイクしてネックレスにすれば、新しくネックレスを買う必要がありませんね。
婚約指輪に使用されているダイヤモンドは高品質なので、そのダイヤを有効活用すれば、上質なネックレスに仕上がるでしょう。
次に婚約指輪のリメイクのデメリットです。
婚約指輪のリメイクのデメリットは以下の通りです。
・婚約指輪がなくなる
・自分では直接見られない
それぞれ解説します。
≪婚約指輪がなくなる≫
婚約指輪のリメイクをすることで起こる一番のデメリットと言えば、婚約指輪がなくなってしまうことでしょう。
婚約指輪を一生の思い出の品として取っておきたいという女性は少なくありません。
婚約指輪を普段つけないけれど、なくなるのはイヤ…という人にはリフォームは向いていません。
≪自分では直接見られない≫
ネックレスにすると、鏡などではチェックできますが、自分の目で直接見られません。
婚約指輪は身に着けていれば、イヤでも視界に入ってきますが、ネックレスは自分では見られませんね。
婚約指輪のダイヤの輝きをずっと見ていたいという人にとっては、婚約指輪をネックレスにリメイクしてしまうことはデメリットに感じてしまうかもしれません。
リフォームの相場は?結局安くなるの?
使っていない婚約指輪をリフォームする人が増えています。
では婚約指輪をリフォームしたいと考えた時に、一番気になるのは「価格相場」ですよね。
どのくらいの相場でリフォームしてくれるのかを知りたい!という人は多いのではないでしょうか?
ここでは婚約指輪のリフォームの相場についてまとめてみましょう。
リフォームをするのと、新しいのを購入するのではどちら結局安くなるのでしょうか?
一般的な婚約指輪の価格相場は35.9万円といわれています。
この価格相場に比べると、婚約指輪のリフォームの相場の方が断然安いです。
つまりリフォームした方が安く済ませることができるのです。
婚約指輪のリフォームにかかる費用は、基本的には「材料費」と「工賃」になります。
元々の婚約指輪にダイヤモンドなどの宝石はついており、その宝石は使用しますので、実際に必要となる材料費は、地金、パーツ代などになります。
ダイヤモンドの周りに、小さいダイヤモンドを敷き詰めるなどのデザインにする場合には、メレダイヤ代も必要となってきます。
工賃とは、制作や石留め、仕上げなど婚約指輪のリフォームに必要な作業にかかる費用になります。
材料費などは、相場があるようでないのが現状になっているため、一概にいくらと言い切ることは難しいです。
そのため婚約指輪をリフォームした時にかかる費用は、リフォームするデザインなどにもよりますし、指輪にするのか?ネックレスにするのか?によっても変わってきます。
婚約指輪のリフォームにかかるだいたいの価格相場としては8~9万円前後と言われています。
リフォームするものによっては、15万円以上かかることもあります。
ただ新品の婚約指輪を買うよりは、リフォームした方が断然価格相場は安いでしょう。
さらに婚約指輪を指輪にリフォームするよりも、婚約指輪をネックレスにする方が予算としては抑えることができますよ。
相場を考えるとネックレスの方がおすすめですね。
いかがでしたか?
自宅で使われずに眠っている婚約指輪がある方はリフォームを考えてみるのもよいかもしれませんね。
せっかくいただいた婚約指輪をリフォームしてしまうのは、申し訳ない…と感じてしまう方もいらっしゃいます。
しかしジュエリーとしては、使わずにそのまま持っておく方がもったいないですし、リフォームして頻繁に使ってあげることでより宝石としての輝きは増しますよ。
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